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2025年 No.261 中学年

更新日:2025年7月7日

机の下のウサキチ

うさぎになったゆめがみたいの

岡田淳/作

偕成社

おじいちゃんの家でるすばんをしていた一平。書斎の机の下にもぐりこむと、いつのまにかふしぎな野原にいました。そこで出会ったのは、大きなウサギのウサキチ。ふたりは、ウサキチがなくしたはねる力を取りもどす旅に出ます。

 

うちのキチント星人

佐藤まどか/作 中田いくみ/絵

フレーベル館

千歌のはとこのあっくんは、シャツのボタンを上まできちんとしめたり、ナイフとフォークで魚のほねを取りのぞいたりします。そんなきちんとしていたい『キチント星人』のあっくんといっしょに住むことになった千歌は、ゆううつな気分になりますが……

 

バッタマンション

北川佳奈/文 九ポ堂/絵

アリス館

色々な虫たちが住んでいる小さなマンション。大家さんはオンブバッタです。すてきなうら庭もあり、近所の虫たちも遊びに来ます。マンションのひびをこわがるキリギリス、大家さんの作るドクダミ茶が大好きなカマキリなど、楽しい虫たちのおはなしです。

 

魔女がやってきた!

マーガレット・マーヒー/作  はたこうしろう/絵 尾﨑愛子/訳

徳間書店

デイビッドの家のサクラの木に、魔女がおりてきました。お母さんと焼いたカップケーキをねらっているのです。ずるがしこく家に入ってこようとする魔女から、デイビッドはケーキを守ることができるでしょうか。魔女がまきおこす短いお話が五つ入っています。

 

のうじょうのいえ

ソフィー・ブラッコール/作 山口文生/訳

評論社

農場の家で12人の子どもが生まれて育ちました。やがて大人になった子どもたちは家を出ていき、思い出のつまった家だけがのこされました。住む人のいなくなった家は、風や落ち葉がふきこみ、あれはてていきました。そんなある日、新しい住人がやってきます。

 

動物の義足やさん

沢田俊子/文

講談社

島田さんは動物の義足を作る、義肢装具士です。動物それぞれの体に合わせて、ぴったりの義足や装具を作っています。試行さくごを重ねて改良を続ける仕事は大変です。それでも島田さんは動物たちの元気なすがたを見たいという思いでがんばっています。

 

たい焼き総選挙

新井けいこ/作 いちろう/絵

あかね書房

いつも通っているたい焼き屋のアユミさんが、ぎっくりごしになってしまいました。小学生の拓都たち4人はチームを結成し、お手伝いとして新メニューを考えます。広告、とう計、労どう法など、商売に必要なことを学んで、新たなたい焼きを作れるのでしょうか。

 

まほうのマーマレードー山猫マルシェへようこそ1ー

茂市久美子/作 ゆうこ/絵

あかね書房

悠一は、天空村の祖母が住んでいた家でジャム屋を始めることにしました。祖母のレシピを見つけ、庭の夏みかんでマーマレードを作ります。おいしいジャムができあがりましたが、町ではまったく売れません。しかし、ふしぎなお客さんには人気がありました。

 

ひき石と24丁のとうふ

大西暢夫/著

アリス館

岩手県の山の中にある小山田豆腐店。90歳をこえる店主のミナさんは、ひとりで豆腐を作っています。一晩、水につけた大豆をひき石に入れ、六時間かけて大豆をひき、しぼった大豆を火にかけ……。じっくり時間をかけて、24丁の豆腐が作られます。